秋晴れの日

あの日の夜、父親から死んだという知らせを聞いたときは正直実感がなかった。
葬式に出て納骨して四十九日、一周忌とやるけど現実感はあまりない。当時は年1回程度は
会ってたので呼びかければまた応えてくれるんじゃないかと。そんな感じだった。
ただ、君が持ってたゲームを起動したときは少し来た。ポケモンやモンハン…私と遊ぶために
色々準備したであろう形跡がいくつかあった。今日で7回忌。私はいまだ現役でゲームやってるよ。

思い出の歌

君があの日の夜教えてくれたレ・ロマネスクというグループ。
やたら嬉しそうにYoutubeの動画を見せてきたのを今でも覚えている。
教えてもらったその時は半笑いな感じだったけど、こないだふとしたキッカケで動画見つけちゃってね。
祝っていた…サムライダンディー…いい歌じゃないか。思いで補正もあるのかもしれんが、結構好きだったわ。
未分類カテを作ってからもう、5年…。世界は今ちょっと大変なことになってるよ。。

私と君の冒険の書

付箋が出てきたんだ。
3DS版DQ7のカジノのコイン87000枚。すべてキャッシュで払ってこのゲームを満喫したから返すと。
お金の表示のカンストを2回見たんだとさ。総額1740000ゴールドだって。
そうか…私が同じこと何度も何度もやっても平気なの（※モノによるが）って君も受け継いで
たんだね。そこまでやり込んだらカジノの景品などいらないのではないかと聞きたいが、それはもう…。

思い出のソフト・２

オブリビオンもそうだが、思い入れのあるゲームは？って聞かれたら
「FF10」と答える。そう、君の家で3日かけてやっていたね。とにかく
ストーリーを！ってことでサブイベントもミニゲーム的なものもロクにせずに
駆け足で進んだらジェクトで詰まってしまい時間切れ。あの時はネットも見ずに
ワイワイ楽しかったなぁ。そんな思い出もあり、このゲームはかなり思い入れは強い。

思い出のソフト

君に捧ぐオブリビオン―。
君からこのソフトを受け取った時、直感的に、確かに、そう思ったのを覚えている。
遠く離れた君にYoutubeで動画のプレイ配信をしようと思っていた。しかしその難解な操作性から
自分には合わないゲームだと感じ30分ぐらいでソフトを封印。配信も結局せずに終わった。
ここにひとつのゲームソフトがある。このソフトはこの思い出と共に永遠と眠り続けるだろう。